ボランティアしている

今回の地震津波原発の三重苦で、非難してきた人々を町で受け入れている。
体育館にビニールシートを敷き、その上にマットを敷き、町民からの寄付の毛布や布団を敷いて寝起きして貰っている。


食事は3食ともおにぎり。 1人二個。
朝はおにぎり二個とたくあん漬け2切れ。
昼はおにぎり二個だけ。
夜はおにぎり二個とお味噌汁だけ。

何か他に食品を買おうにも、コンビニにも食料品店にも食べ物は無い。
燃料もないから、遠くまで買いにも行けない。


始めの頃は町民から梅干などの差し入れがあったが、今は無くなり、おにぎりの中には何も入っていない。
塩だけのおにぎり。
このままでは非難している人々は栄養失調になってしまうのでは・・・・。


婦人会(昔のご婦人が多い)や町のボランティアが集まりおにぎりや味噌汁を作っているが、200名位のおにぎりでも、午後1時から始まり、午後5時くらいまでかかる。
味噌汁用の味噌も少なくなってきた。
コメはJAから備蓄を提供してもらっている。


町の役場も公共施設も暖房は一切無し。 その分を非難している人々のストーブ用にまわしている。

災害救助用の物資を依頼しているが、今までに届いたのは、バナナが350本だけ。

ライフラインが通常通りなので災害者受け入れをしているが、決して町も楽ではない。



私と旦那は交代で夜勤をして役場の職員の手伝いをしている。
お湯を沸かしたり、麦茶を作ったり、高齢者用のお粥を炊いたりしている。
夜間に何があるかわからない。急病人が出るかも知れない。
幸い、町の診療所は診察を行っているので、そこに運べる。


町の住人もたいへん。
燃料が無い、電車が運行しない。高速道路も通行できない。
若い人は何とかして町の外の職場に出掛けるから、残った高齢者でボランティアもたいへん。


私も来週から会社が営業再開するから、ボランティアもできなくなる。


非難している人も、早く安心して眠りたいだろう。

原発だけでも安定してほしい。